あの頃の思い。。 　★日本の底辺で貧乏学生を支えた無名3流会社のスピーカーに寄せる思い…♪ 　昭和の時代、あの頃に家にあった「ステレオ」の名のもとで机やタンスの上に置いて楽しんだスピーカーがある。 　それはどこか懐かしい姿に今は映し出す。 　当時もそうだったが、スピーカーと言えばメーカー物なんて高値の花、、そんな時、左右セットで1500円～3000円くらいで手に出来た木目調のちょっとしたメーカー物にも近くなった気がする、最初にスピーカーを手にする時にはこう言うものからを買って来たものです。　 　それは店の棚に並べられているとあたかもいいスピーカーにも思えて来るものがあったものです。 　実際、家で設置して音が出た時の感動はしばらくあったものの、何とも高音が乏しくこもるような音がだんだんと音が良くない事を自覚させられたものであります。 　当時はHiFiが叫ばれていた頃では、どんどん「いい音」への持てはやしが加速させて、こうした音の良くないものはそれに替えられて行くに従って何の戸惑いなども無く捨てられて行ったものであります。 　あれから50年。　 　その後ずっとどこのご家庭でも学生に至るまで、「いい音」に囲まれてそれが極々当たり前な事の「音」として共に暮らして来た。 　しかしながら、この50年と言う時は、そうした「良くない音」であったこれらの存在や、実にその音自体になぜか「こころの音」になって、これが「いい音」に入れ替わって来たのが不思議な事であります。 　いや～～、、実に悪い音・・・それが実に心地いい私の中での「いい音」なんですね。 　 　今、こうしたスピーカーで普通に聞いていた音源をこれで鳴らしてみるという思いには、そうした「心地いい自分の心の音」に触れたい気持ちがすべての時を越えて「いい音」になってしまったんだろう。 　決して良くない音のスピーカー。 　それが良いと思う方へのタイムマシーンです！