購入して30年目になる五つ葉のアケビです。
購入時の姿は5枚目の1992年の画像です。現在の樹高は約45cm、左右は約70cmになります。

アケビとしては太く、姿の整った盆栽です。この木はアケビに有り勝ちな直線部分が少なく、幹の太みと共に、盆栽としての姿がよく出来てると思います。アケビは自家受粉では実が成りにくいのですが、昨年も交配無しで結実してます。今年は結実はありません。
アケビは蔓（つる）植物で、この木も新芽を放置するとツルになって伸びます。春の新芽は全て早期に摘み取ります。但し、樹勢を付けたい箇所は伸ばします。
5つ葉アケビは実が大きく、色も熟しても薄紫色ですが、花が雄花は白く、雌花はピンクで綺麗です。

手渡し限定で、取りに来てくれる人が大前提です。当方は三重県の県庁所在地の津市です。
伊勢自動車道の津インターから近いです。

引き取りには後部座席を跳ね上げ、または取り外しが出来るミニバンか、ハイエース、軽貨物車などが必要で、無ければレンタルでもして下さい。
または、手入れなどを委託してる盆栽屋があれば、引き取りを依頼して下さい。
それらの引き取りにかかる費用は全て、落札者の負担となります。

また、落札後、48時間以内に連絡が取れない人は「落札者都合」で削除します。
その場合、悪い評価が付きます。連絡はついても、購入意思が無いと判断した人も削除します。
取り引きが不成立なのに、8.8%の手数料が取られる事は何としても避けたいので。

私のこれまでの盆栽管理や手入れは、こちらのブログから見れます。

私は両親が認知症で、父は亡くなりましたが、寝たきり状態の母を自宅で介護して10年ほどになります。
そんな介護生活で心身共に疲れ、また経済的にも苦しく、自身の年齢的な事もあり、盆栽の手入れや管理が苦痛に感じるようになってきました。
それで、これまで長く大事にして来た盆栽ですが、それなりの値段で買ってくれる人が現れたならば、お譲りしたいと考えるようになりました。

盆栽は1日でも水やりを怠れば、枯れてしまいます。生き物です。
また日頃の適切な管理が出来ないと、傷んできます。
盆栽は工芸品のような完璧な状態では存在しません。
この枝があれば、ここがこうだったらという難点は必ずあります。
それを何とか作り変える技術が必要だったり、諦める妥協も必要になります。

落札者には、まずお金に余裕があって、「いい木だから買おう」という方で、
手入れの技術があるか、確かな盆栽業者に委託出来る人を望みます。

「盆栽買い取り」の検索で出てくる業者に査定してもらいましたが、業者により驚くほどの差があります。
それでも、私の希望する額には遠く及びません。当然、業者はそれを売って利益を得ようとするから、その分、高くは買い取れません。
また盆栽を購入するお客さんも、近年は中国人などの外人が多くなり、国内でいい木を買える人は少なくなったと聞きます。

年内にはそこそこの評価をしてくれる業者に引き取ってもらうかもしれません。ですから、落札者無しの場合は早期に終了する事もあり得ます。
それまでに、「この木が欲しい」と考える、お金に余裕のある愛好家が現れる事を期待してます。