名機との誉れ高い Infinity Tesimal です。小型にして広帯域なサウンドを聞かせてくれます。

出品にあたり、各所の点検と整備として、パーツ単位に分解し、スイッチや端子等のクリーニングを行っています。ボイスコイルの抵抗値を計測し、左右で揃っていることを確認しました。再組立て後。24時間の音出しエージングを行っています。
密閉箱としてのエアー漏れがないよう細心の注意を払って再組立てを行っています。
更に、出音の周波数レスポンスをオーディオ計測用マイクを用いて観測しています。本体リアには、トィーター側のレベル調整のスイッチ(-/0/+切換え)とウーファ側のスイッチ(A/B切換え)がありますが、それぞれでの周波数レスポンスが下の図です。

[2台の周波数レスポンス。80Hz以下は環境の定在波の影響や環境騒音が混ざっていますので無視してください。]
「-/0/+切換え」に従って高域のレベル変化が観測されていますが、音楽鑑賞においても明確に音色の変化が現れます。また、「A/B切換え」では、クロスオーバー(..2～3kHzと思われますが)近辺に差が出ていますが、サウンドとしては、音場に変化が現れます。最もナチュラルな設定は「0」/「A」の組み合わせだと感じましたが、リスニング環境次第ですので、試されるのが良いと思われます。
エンクロージャーは6面鋳造のアルミに上下、プラスチックの成型品を被せたものとなっており、密閉型です。切れの良い低音が相当に低いところまで伸びています。このため大編成のオーケストラ曲も広い音場を伴ってダイナミックに聞かせてくれます。更には、小型であることによる良さが発揮されて、大変ナチュラルな中高域を聞かせてくれていますので、ボーカル曲や、ヴァイオリン等ソロの器楽曲も美しく聞かせてくれます。EMITトィーターならではの分解能の良さも魅力です。
また、再生の難しい、オーケストラに混じるコーラスの響きを、スイッチ「+」設定では高品位に明瞭化してくれるなど、実感しています。使いこなしの楽しみも与えてくれると思います。

下面プレートに擦り傷がありますが、ボディに全体として目立つキズ、汚れはなく美品といってよいと思われます。ドライバー・ユニットも美品です。タバコ等の異臭はございません。
丁寧に整備いたしましたが、万一、お届け直後、動かない様であれば、返品等を受け付けます。

インフィニティ テシマル Infinitesimal
外形寸法(W×D×H)/質量：16×13×28 cm / 4.5kg(実測:1台)
出展内容 ：Infinitesimal インフィニティ テシマル 2台ペア

xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・